2012年10月15日月曜日

Japan Women's Debating Championship 2012

こんにちは!みきです。
昨日、10月14日に開催された、Japan Women's Debating Championship 2012 (JWDC)の報告です。

JWDCは有志によって開催された日本初の!女性大会です。
海外ではOxford Women'sやAustralasian Women'sがあるのですが、今まで日本にはなかったんですよね。
Women'sは女性ディベーターの技術及び経験を促進する機会として開催されます。
ICUからはCo-Chief Adjudicatorとして、旧広報の織戸未幸さんがJWDCの運営に携わりました。

予選3ラウンドに決勝1ラウンドのBP styleの一日大会です。
全32チームが参加しました。

ICUからは6チーム、8名がディベーターとして参加、4チームは他大学とのジョイントです。()に大学名、敬称略です。


first year
Kotoko Koizumi & Sayako Akiba (Tsuda)
1年生チームです。頑張りました!
Shangri-La
Marina Nakamura & Misato Tanaka (Hit-U)
あんざっく
Naoko Arai & Haruka Kozen (TMU)
ふんにゃらば
Riko Onishi & Ayane Nomura
いつもの仲良し2人組で出場 :D
みっきーぽん
Miki Hosaka & Miho Kitano (Hit-U)
やーほ!
Aiko Imai & Kumiko Dojo

どっさり。笑 おめでとうございます!


結果は、

やーほ!あいこさんくみこさん4位ブレイクGrand Finalist になりました!
また、お二人で個人賞も受賞しました!

The Best Speaker: Aiko Imai
4th Best Speaker: Kumiko Dojo

おめでとうございます!!!

JWDCは女性大会ということで、いつもと少し違う雰囲気の大会でした。
とにかくどこを見ても女の子ばかり!すごく不思議な気持ちになったことで、いつもディベートの大会というと、やはり男性比のが高いんだなと、妙に納得してしまう経験でした。

私は大好きなHit-Uのみほと参加させていただきましたー。
こういう機会に他の大学の友達とディベートをするのも、いつもと違って和やかにディベートできて楽しいものです。
3ラウンドめはおそらくバブルラウンドだったので、あそこで1位をもらっていれば、私たちももしかしたら、あいこさん&くみこさんとGrand Finalに行けたのかも・・・と思うとほんとに悔しかったです。(結局私たちは2位でした。)
またいつかリベンジできたらな、と思っています。みほ、ありがとう!

女性ばかりのGrand Final、これが新鮮に思えない日が来ればいいのに、と思います。



惜しくも優勝は逃しましたが、ICU女子的には、あいこさん&くみこさんが、とってもいきいきディベートして、本当に嬉しそうにトロフィーと賞状と花束を持って笑っているのを見られて良かったな、としみじみ思いました。

女性ばかりのGrand FInalといえば、この前の銀杏杯のGFを思い出します。今年の一年生は女の子が強い!という感じがしますね。数的にも、女性の部員数が増えてきているのではないでしょうか?

JPDU大会のブレイクラウンドではまだ、女性は少数という印象を受けます。
この大会をきっかけに、女性ディベーターがもっと元気よく活躍していったらいいな、と思います。




ところで最近、更新停滞気味でご心配をおかけしてしまっていました。
そろそろ私の任期も終わりが見えてきたということで、初心に返って、あともう少し頑張らなければなぁと思っています。
最近は大会速報(大会結果)はまずTwitterで、次にサイトで公式に、というプロセスでしたが、やはり多くの方が見てくれているのはこのブログだと思うので、もっとブログを大切にしなければいけませんね。頑張ります。

みきでしたー!

2012年10月13日土曜日

3rd United Asian Debating Championship (UADC)

こんにちは!みきです。
今回は5月の23日~31日にマレーシアで開催されたUnited Asian Debating Championship (UADC)の報告です。

今年で3回目になるアジアの国際大会で、毎年レベルの高いチームが大集合する大会です。

ICUからは2チーム参加しました。
 
ICU A
Kohei Arakawa, Shunichi Arai, Takuto Kobayashi
 
 
 
ICU B
Ayane Nomura, Hirohito Asai, Marina Nakamura
 
 

また今回、KDSの岡くんがジャッジとして参加してくれました。助かりました。ありがとうございました!

結果は、

ICU AがEFL Semi Finalist!!!

個人でも
4th Best EFL Speaker: Kohei Arakawa
5th Best EFL Speaker: Takuto Kobayashi

と、2名が受賞しました。
おめでとうございます!

PPさんはやはり、さすがですねー!
私的には同期のたくとの活躍がすごく嬉しかったです。
というわけで、今回はmjkc、TKTこと、小林卓人に感想文を書いてもらいました!

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こんにちは。TKTです。
初の海外大会出場ということで、感想文を書く機会をいただきました。
そして3か月以上ものあいだ、感想文書くのをさぼり続けました。ごめんなさい。

さて!UADCについてですが、大まかに分けて、
1.初の海外大会
2.手ごたえ
3.今後の課題
4.その他ちょっとした感想
こんな感じの事を書いてみたいと思います。
「感想とはいえ、DebaterらしくAllocationしちゃいます。えへへ」なんてのは使い古された常套句ですのでそこを強調するつもりはありませんが、DebaterらしくAllocationしちゃいました。えへへ。


1.初の海外大会
まぁ、僕にとってUADCの意義はこれに尽きると言えるでしょう。

昨今「海外大会に挑戦しないとディベートの本当の面白さ、恐ろしさは実感できない」と先輩、OB誰もが口にしています。ある先輩は「国内だとどうしても勝てちゃうんだよね。どうしても勝てないディベートは国外でしかできない。それが面白い」とおっしゃっていました。
MDOに参加した同期までもが「海外大会は国内とは全然違う」と言い出した一年の終盤、ICUTが開催された3月ごろから、僕も「そろそろ海外のディベートに触れてみる時期じゃないか」と思い始めていました。

そして5月。春Tという国内最大の大会を終えたばかりという時期に、「ディベーターとしての視野を広げるための最大の機会は、国外にあるはず!」そんな熱い気持ちでマレーシアに飛び立ったわけです。

自分自身で体験した海外大会は、たしかに、国内の大会とは全く違う感触でした。

いちばん印象に残ったのは、「日本のディベーターと他国のディベーターとでは、考え方が根本的に違うことがある」ということです。
「医療行為は神聖なのだからprofit-seekingに使っちゃいけない」なんて、国内では聞けませんよ、マジで。
それが良いアーギュメントかどうかは別にして、とにかく多様な考え方、コンテクスト、ロジック、インパクトに出会えました。そしてそんなアーギュメントを前に混乱していたらいつの間にか負けていた、なんてことまであるのです。
海外大会、すげえ。


2.手ごたえ
まぁ、そんなこんなで国内大会とは全然違う印象を受けたUADCでしたが、
手ごたえ自体は悪くない、というか、最終的にはかなり良かったです。

初日のラウンドではまだ海外勢のディベートのスタイルについていけず、あたふたしていました。件の「医療行為の神聖」アーギュメントを意味不明な英語でまくしたてるインドのチームを相手にして、「あいつら何の話をしてるんですか」とパートナー(しゅんいち、PPさん)に終始聞き続ける始末。パートナー二人も「いやー、わかんない」だそうで。
ラウンド終了直後に「まぁ、相手意味不明だったし大丈夫っしょー」とか言っていたら、ジャッジテストで高得点をとっていたらしいチェアに、あんたたちの負けよ、と。
「これが海外…!」という実感と、思い通りのスピーチができない自分に対する若干の苛立ちを残して終わった初日。その時点では2ラウンド中1勝。白星を一つ死守することはできたものの、ショックは大きかったです。

二日目。
調子自体は初日よりもはるかに良かったものの、結果はついてきませんでした。
第3ラウンドを良い手ごたえで抜けたと思いきや、続く第4ラウンドではIIUMが立ちはだかり、健闘空しく敗北。2日目最終戦となる第5ラウンドでもまた、ぼんやりとしたコンテクストをぶつけてきた相手に翻弄され、勝てるはずのラウンドで勝ちきれず、惜敗。
結局、5ラウンド中2勝という微妙な戦績のまま、二日目を終えることになりました。
半ば絶望的な気持ちで部屋にもどったものです。

そして迎えた三日目。
僕はORにて「誰とも話さない」と宣言し、眼をギラギラさせて座り込んでいました。
パートナー二人もさすがに緊張感を漂わせており、ここが正念場、という感じでした。
ただ、二日目までの微妙な成績にもかかわらず、割とやる気で満ち溢れてたと思います。
思えば二日目は、結果こそよくなかったものの、自分なりのディベートができるようになりつつある、という感触だけはあったのです。
チーム全体のまとまりも序盤より遥かに強くなっていたように思いました。

根拠があるのかないのかわからないような自信を持って臨んだ三日目。
結果は全勝でした。
5ラウンド中2勝という危うい成績から、8ラウンド中5勝という、EFLにしてはかなり良い成績まで跳ね上がりました。
CHULA Bを相手に戦った最終戦は運の要素もかなり強かったと思いますが、ともあれ5勝、そしてEFLブレイク。
個人的には、ここでようやく本調子が出たのか、もしくは背水の陣だからこそ奇跡的にハマるスピーチができたのかはわかりませんが、三日目の感触は最高でした。




その後、EFL Semiにて敗北。
Plea-bargainingの定義をしくってラウンドをごちゃらせた相手のせいなのか、
もしくはそれをぐちぐち指摘しただけで勝てると思い、油断した自分らのせいなのか、
それはわかりませんが、とにかく僕の初の海外大会はEFL Semi Finalistという成績に落ち着きました。

なかなか、良い手ごたえで終えられたと思います。


3.課題
長くなってきたんで簡潔にいこうと思いますが、いくつか課題点は見つかりました。

その1。
大会ではすぐに落ち着いて自分の本調子を引き出し、それを保つこと。
落ち着いていればリフュートなんていくらでも思いつきますし、相手のアーギュメントを考える余裕だって生まれますし、スピーチ中にちょっとした冗談を言う余裕も生まれるのです。僕は生産性のない冗談ばかり言ってましたが。
この「落ち着いて調子を引き出す」こと自体が、練習と経験を必要とします。
だからこそ、普段から気を抜かずに練習しないといけないし、大会には積極的に参加するべきなんだと思います。

その2。
頭を柔らかく。
素晴らしいアーギュメントであれ、ダメダメなアーギュメントであれ、新しいアーギュメントを聞いたとき、思考が止まるディベーターはたくさんいると思います。相手が何を言っているのかを理解し、咀嚼し、反駁するためには、頭をやわくやわくすることが大事です。ある意味、この世に「自明に間違ったアーギュメント」なんてものはありません。あるアーギュメントを「間違い」にするためには、自分がそれに応答しないといけません。応答するためには、それを理解しないといけません。理解するには、「医療行為が神聖とか意味不明じゃね」と決めつける四角い頭ではダメなんです。丸い頭にしないと。

まぁ、今でも「医療行為が神聖」は意味不明ですけど。人は学ばない生き物ですね。

受賞したPPさんとたくと

その3。
ビビらず、勝てる気で行くこと。

たぶん、海外大会は、どれだけ経験を積んでも「恐れ」から始まるものだと思います。
何か聞いたことのないようなモーションが出ないか、めちゃくちゃ強い海外ディベーターと当たらないか、変なジャッジに変なvoteをもらわないか…
そんな恐れは多分、一生かかっても払拭できません。残念ながら。

でも考えてみたら、ディベートなんていつでもそうなんです。
何度もプレパ練しても、いざ大会で出題されるとどうにもアイデアが出なくなるモーションがあります。
普段ぜんぜん名前を聞かないような無名のディベーターが、リフュート不能の最強アーギュメントを突然ぶつけてくることもあります。
レトリックひとつで印象が変わり、思いがけないvoteを出すジャッジもいます。

ディベートは根本的にダイナミックなものです。
むしろ、そうでなければ面白くありません。
「ban gunのoppはself-defenceと言うだけでまず勝てちゃう」なんて決まりがあったら、つまんないでしょう。Ban gunのgovで勝つということは、そんな決まりをぶち壊すべく戦うということです。変な例ですが。

大会、特に海外大会は、そんなディベートのダイナミズムを実感させてくれます。
そこで楽しくディベートするには、ビビるのはそこそこに、とっとと頭を働かせるのが大事です。
「海外の大会、海外ディベーターはヤバい」なんて恐れ、もとい「決まり」は、ぶち壊すべきです。
勝つ気で行きましょう。
これが結構、精神的には大変なことでしょうけど。

恐れに押し潰されるべからず、そんな教訓をUADCで発見することができました。
説教じみた言い回しになってしまいましたが、僕自身の反省であるとともに、これは皆さんに対してのメッセージでもあります。
要は、がんばりましょう、ということです。

以上3点が、課題点といえるんじゃないかな、と思います。
ぜんぜん短くまとまらなかった上に偉そうに説教を始める始末で申し訳ありませんが、
2時間以上かけて結構マジメに書きました。
大学の授業のレポートよりは心がこもっていると思います。


4.その他感想
クソマジメな調子で書いてきましたが、少しは気の抜けた感想もあります。

その1、マレーシアやべえ!!
日本がもはや先進国(笑)に見えてくるほど洗練された、高速鉄道!
全ての飲食店でまず間違いなくメニューに載っているマレーシア国民の命の源(?)、MILO!
そしてUADCコミッティーが膨大な支出を惜しまずリザーブしたであろう冷房ガンガンの高級ホテル、Sunway Putra!
ディベート以外でも素晴らしいマレーシアライフを送ることができました。
暑かったけど。

その2、日本勢のあたたかさ!!
実はUADC期間中の5月下旬、僕の誕生日があったのです。
今や海外大会経験者の日本人なら誰もが知っているであろうLSEのアベルと色々ディベートの相談事をしていたところ、突然のサプライズ。
僕の表情は(;`◎ω◎´)→(*´▽`)こんな感じに変化していきました。
恥ずかしかったけど嬉しかったです。ありがとう。
日本人のディベーターって、海外大会ではすごくありがたい存在です。
安心感の源ですからね。仲良くなっておくべきだと思います。
まぁ、海外の友達をつくるのも大事ですが。

良かったね たくと :)



そんなこんなで、UADCの感想を終わります。
長くなっちゃいましたね。
またどこかで会いましょう。


ICU ♪

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誕生日にブレイクにスピーカープライズ!
最高のマレーシアだったことでしょう :)
その後もたくとはGeminiのGFで大活躍でしたしね、頑張ってます。
Gemniの報告はもうしばらくかかりそうですが、こちらも大御所に感想文をお願いしているのでご期待ください。

明日は初の女性大会、JWDCです!
ICUからは8人のディベーターが参加予定、Co-Chief Adjudicator は我らがみゆきさんです!
楽しみですね。頑張りましょう。

みきでしたー!

2012年10月4日木曜日

Australs 感想文

こんばんは!みきです。
今日は7月9日~15日にニュージーランドで開催されたVic Australs 2012の感想文です。
(以前載せた結果報告の記事はこちら
ESL Champion,そしてESL 5th Best Speakerの、部長の佐々木光貴さんが書いてくれました!

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オーストラルでした。

とはいいつつも、いま9月なんで正直何も覚えていないという・・・

1年前のコリアオーストラルでは、ESLブレイクあと一歩というところだったので、今年こそは。みたいな感じで去年も組んだPPと、新しく仲間に加わった愛子とニュージーランドに旅立ったわけです。

あんまこういうこと言いたくないけど、オーストラルっていう由緒ある大会にしてはかなり残念なホスピタリティの話とかはさておき・・・(詳しくは直接僕に聞いてください(苦笑い))

適当に予選から振り返ってみましょう。

<予選>
8戦あって、4勝4敗ということだったんですが、8試合中7試合、オーストラリアかニュージーランドのチームとあたって、オーストラリア人かニュージーランド人のジャッジに見られた結果、半分も勝てたっていうのはなかなか良かったんじゃないかなぁと思っています。

正直予選に関しては、長かったんでいろいろありすぎて、ほとんどもう忘れてしまったという・・・

唯一覚えているのは・・・初日を2勝1敗で折り返して、調子に乗った二日目で自分のジンクスを破ってラムカレーをばくばく食った結果、綺麗に2日目は3敗して結構追い詰められたことくらいでしょうか。

まぁなんだかんだどうにかなったわけですが・・・後が無い3日目の緊張感はもう二度と味わいたくない・・・

<ブレイクラウンド>
こっからは2試合だけだったこともあって、結構よく覚えています。

ICUが2チームもESLブレイクしたのもつかの間、後輩とESL Semiでガチンコ勝負という大事故が発生して、結構あせってましたね・・・

こっちが向こうの手の内を把握しているように、向こうもこっちの手の内を把握しているというわけで・・・・

海外大会のブレイクラウンドで後輩とディベートできる喜びよりも、ここで負けたらこの先自分は部長としてどうしていったらいいかわからない・・・っていう恐怖のほうが大きかった気がしますw

モーション発表前に、あらしゅんと冗談で「マイノリティとかカルチャーが出たら多分負ける、俺よくわかんねぇし・・・ただメディアが来たら絶対かつな。」とか言ってたんですが・・・・

モーション発表されてびっくり、テーマ「media」!

思わず雄たけびをあげたのを覚えています。

ただ、ラウンド自体はなかなかにシビアな感じで・・・

あらしゅんがイントロでジャッジの爆笑を掴んだり、それに対抗したPPがイントロで大滑りしたり、あわや・・・って感じな場面がいくつかありました・・・

ただ、そこはやっぱり伊達に部長と副部長3人のトリオでオーストラルにやってきたわけではないということで、なんとかユナニマスvoteでESLsemiを突破したわけです。

<ESLグランドファイナル>
というわけで、後輩を踏み台(笑)にしてESLGFに進出したわけですが・・・

相手はマカオ大学でした。実はこのマカオ大学、予選で唯一当たったアジア系のチームで、なおかつ敗北しているという因縁の組み合わせ。

GFの会場になったのは、ニュージーランドの古い教会で、やたらと威厳たっぷりな感じで、あわわわってなってました。



ラウンド的には、やれることはやったかなぁ・・・という感じではありましたが正直向こうの方がプロブレムをきれいに出し切れていたので、これは負けたかもしれん・・・というような感じでうだつの上がらない時間を結果発表まで1日以上過ごしてました。

結果は、皆さんご存知のとおり、7-2だったともうんですが、そんな感じで日本人初のESLチャンピオンになったわけです。やったね。

オーストラルで感じたのは、エンゲージメントの大切さとスタンスの一貫性の大切さでした。正直日本だと、ウィップの仕事がとにかく軽視されがちですが、海外ではウィップですべてをひっくり返すことも十分可能ですし、なによりもウィップが一番大事なんじゃないか?って思うくらい、エンゲージメントがとにかく重要視されてた印象です。で、結局いいエンゲージメントをするためには、強固で一貫したスタンスをチームが持ってる必要もあるなーっていう感じですね。まぁもちろん、他のところがある程度できてる前提ですが・・・・

ともあれ、日本でウィップ稼業をしていて、ちょっと悲しい思いをしているそこの君、あまり凹まないで、海外大会に行ってみたらよいと思うよ!(笑)

さて・・・そんなこんなでまずは、パートナーのPPと愛子に心からの尊敬と感謝を。

あいこさん


愛子はプレパ中には、僕の思考を前に進めてくれる貴重な意見だったり指摘をしてくれる上に・・・なによりもなによりもプレパで出た内容を、いつも僕の想像より上を行くプレゼンをしてくれて、ちゃんとセットアップしてくれたので、後ろで好き勝手できました。そしてリプライでも俺が散らかしたラウンドを綺麗にサムアップしてくれるので、本当に、本当に頼りになるパートナーでした。愛子なしでは、絶対ESL優勝なんてできなかった。今改めてそう思うわけです。

次に・・・deputyをやっていたPPは、まぁいてもいなくてもかわらなかったですね!

いや、うそです。いつもはPPのことをこれでもかってくらい馬鹿にしている僕ですが、こういう時くらいは正直に書いておこうかなと思います。

コリアオーストラルで組んだときに、また組みたいねと言ってたのは嘘ではなく、なんだかんだエリミネの結果PPと同じチームになれたときは、周りがなんと言おうとも心の奥底では頼もしく思っていました。

PPさん


愛子が綺麗にセットアップした後に、PPがコアイシューにリフュートしてくれた上に、プレパで出た別の視点のポイントも綺麗にプレゼンしてくれたおかげで、何度も助けられたのを僕はちゃんと覚えています(笑)

何度もいいますが、いつもこれでもかってくらいに、PPを馬鹿にしている僕ですが、ある意味愛情とかそういうのの裏返しだと思ってくれればよいかな?と思いますw僕自身が、スピーチの調子に波があるので、PPが真ん中でしっかりチームを支えてくれて本当に良かった。今だから、そして多分今しか言わないけどPPと組めて本当に楽しかったし、頼もしかったぞ!俺が認める素敵なディベーターってやつですね。PPさんは。

パートナー二人への感謝はもちろんのことですが、ICUDSの特に練習に付き合ってくれた同期と、後輩には助けられました。本当にありがとうございました。

こうきさん


ちなみに、僕自身のこともちょっと書いておくと、今回のオーストラルは自分の中では一番気合を入れた大会だったなぁと改めて思うわけです。愛子とプレパ練をずーっとしてたのもそうですし、大会に向けて新たな知識を得ようと本を読んだり、分厚い(そうでもないか・・・)マターファイルを本気で作ったりしたのはこの大会が初めてで、ESL優勝という、これ以上ない最高の結果を得られて本当に良かったです。

今年の上半期は本当に良い時期だったなと思います。ディベート入ったときに漠然と立てた目標に(1)日本一になる、(2)海外の大会で優勝する。というのがあったんですが、春Tで(1)を達成し、オーストラルで(2)を達成するという何かこう、すごい素敵な感じでしたね。

正直、あまり仲は良くない(苦笑)(ほとんど飲みに行かないし、14のメーリスもないしねw)ICUDSの14ですが、僕はなんだかんだで最高の同期だったなと思っているわけです。ずーっとWhipで好き勝手できたのは、君たちのおかげだよ!

僕のマターファイルの表紙には、大事な人からのメッセージがのってるわけですが、最後にそれでも引用して終わりましょうか・・・

「Believe in your brain and your team, and you will win everything you wish. by Hideto Sakurai」

春Tから、オーストラルまで、この言葉に何度、勇気づけられ、助けられたことか。ディベートやる時に大事なことのすべてがこの言葉に入ってるような気がします。

まだまだ9月から12月まで、いろいろ大会にあるので、僕も後輩にこの言葉を送りたいわけです。

なにはともあれ、そんな感じのオーストラルでした。



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ラウンド中の写真は教授(16の黒木くんですよ!)からお借りしました。
海外の大会で結果を残すってかっこやっぱりかっこいいですね。
憧れます。

次の更新も海外大会。
UADC(随分前の話ですね笑)で輝いてきた あの人! のブログなので、ご期待ください。

2012年10月2日火曜日

高舘杯

こんにちは!広報のみきです。
今日は8月27日に首都大で開催された高舘杯の報告です。
 
ICUからは8チーム参加しました。
 
ICU A 高井瞳 & 小林卓人
ICU B 伊森えみ子 & 中村万里菜
ICU C 近藤隆彦 & 佐々木光貴
ICU D 黒木 健 & 林達也
ICU E 高見澤ほさな & 新居直央子
ICU F 関口淳平 & 荒川耕平
ICU G 古賀大敬 & 荒井俊一
ICU H 小川美苑 & 田中勇輝
 
今回は広報が応援に行けなかったので、写真がないのです。
ごめんなさい :(
 
高舘は毎年夏をイメージした大会で、コミの皆さんが浴衣を着ていたりします。
去年はラムネが配られましたね。今年はどうだったのかな?
ICU Bのえみことまりなペアも、浴衣で揃えて参加したそうです :D
 
ICU B♪
 
今回は16の高見澤ほさなが感想文を書いてくれましたー!
 
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はじめてブログを書かせていただきます16の高見澤ほさなです。
8月27日に高舘杯に参加しました。高舘は2ラウンドやって、1ラウンドは見学です。
エリザベス杯以来の先輩と組む大会でした!ブレイクは関係ない大会なのでゆる~くリラックスしてできた気がします。


私はなおこさんと組んでやらせて頂きました。
なおこさんの力強いスピーチで私がうまく言えなかった部分を補ってくれて、チームとしての一貫性ができて勝てた気がします!もっと私もスピーチ力をつけたいと改めて思いました!


レフレクでは、イラストが良かったから継続することや、直す点としては繰り返しを減らすことと、自信のあるマナーを心がけるように言われました。
常々自信がないように見えると注意されるので、これから気を付けて直していこうと思います!


秋には梅子杯や紅葉杯などディベートの大会が目白押しなので、より一層気合を入れて頑張っていこうと思います!

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話は変わりますが、ICUでは日曜日に、梅子杯のためのエリミネを開催しました!
満足のいくスピーチができた子も、練習の成果をうまく出し切れなかった子もいると思います。
エリミネに参加していたみんなが一人ひとり、本気で努力して挑んでいたことを知っているからこそ、ジャッジだった私も、とても責任を感じました。
エリミネで選ばれた4人には、本当に頑張ってもらいたいなと思います。
また、たとえ今回エリミネで勝ち抜けなくても、これからも大会はたくさんあります。
悔しさをバネに、前に前に進んでいってほしいものですね。

今後のブログですが、オーストラルとUADCの感想文が届いています。
どちらも素晴らしい内容ですので、お楽しみに!