ICU1: Riko Onishi, Takahiko Kondo, Hitomi Takai
ICU2: Marimo Karaki, Mai Hirata, Omata Hiroki
Judge: Ei Miyauchi
ICU1 |
ICU2(ICU17のゆるきゃらたち) |
Ei |
日本勢、ICUとUTだけ。。。あとは未知との遭遇 |
今回の大会報告は部長
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みなさん、本当にお疲れ様でした。
Otago Australs 2014(以下オーストラル)は僕が出た大会の中で最も難しい大会であり、最も多くを学んだ大会であると思う。僕が何を見て、何を感じたかをここに記す。
本年のオーストラルはニュージランド南島に位置するDunedinという場所で開催され、University of Otagoが大会のホストを務めた。Dunedinは起伏が激しく、美しい街で、街並みを見ながら大学とホテルの間を移動するのもまた楽しみの1つであった。
ダニーデンでの風景 ©たかひこ |
南半球で開催されるオーストラルはどの大会とも異なる点がある。それは英語を母語とする人の参加比率が極めて高いことである。そして、そのオーストラルで感じたのは、ジャッジによる評価の規準が極めて統一的であるという点だ。明確で、まとまりがあるスピーチは評価され、それ以外はあまり評価されないという、評価の基準があったように感じた。
オーストラルで最も感じたのはスピーチの構成力に関する認識の違いである。自分が話している内容が一体なにを証明することになるのかを明確にし、それが相手に伝わるように細心の注意を払わなければならない。これは毎回の大会でも感じていたことだが、オーストラルではより一層強く感じた。
今年のオーストラルはESLの参加者、特にESLのジャッジが極めて少ないという点が特筆するべき点であり、ジャッジの多くはオセアニア圏出身の英語を母語として話す人たちであった。彼らの多くが重視していたのは強いマナー、論理的構成力、そして細かく丁寧な英語のニュアンスであった。
パーティー、明らかに日本人がいない。ちなみに、奥で黒いジャンパーを着てるのが、17のまいである。 |
強いマナーとは語気が強いことではなく、証明する内容が極めてはっきりしたスタイルのことだ。Assertionの部分で何を証明するのか明確に宣言し、証明するスタイルが好まれていたと思う。この強いマナーを支えるのが論理的構成力であり、当たり前のことであるが、教科書通りに論理を詰める作業が重視された。しかし、重要なのは余計な繰り返しや必要のない証明を挟まずに、一番重要で核となる理由を明確に詰める作業であった。Exampleも十分に評価されたが、やはり、そのexampleがディベートにどうapplicableで、どういった論理がその背後にあるのかの説明と証明をしなければ、高くは評価されなかった。英語の細かいニュアンスも彼らは見落としていなかった。英語圏では育たなかった僕にとって細かい英語のニュアンスは極めて難しいのであるが、should, would, mustなどの助動詞の違いによる意味の違いなどをリフレクで細かく注意されたりもした。
グラウンドファイナルの会場(豪華~) |
Best Speakerとして表彰されたUniversity of Victoria Wellington 1のリーダーのスピーチは、証明の内容が明確で、論理は必要十分に詰められ、英語も適切であると感じた。ハッとするレトリックを言えるようになりたいものであるが、まず最初に目指すべきは、まとまりがあって明確なスピーチである。
ディベートにおけるスピーチは大衆を意識したものであり、他人によって聞かれ、評価されることを前提としているはずである。Parliamentary Debateのゲーム性やトレンド性を重視する過程で、ディベートの持つPublic Speakingというそもそもの役割を忘れてはならないと強く感じた。
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いかがでしたか。去年同様、夏の集中投稿になりそうですが、今後ともよろしくお願いします。
しょうてん
Bye-bye! |