こんちゃおっす。
さいきん更新さぼってました、すいません(´・ω・`)
臨時ブログ担当は単位回収の旅に乗り出したところであります。がんばります。
さてさて、部内冬合宿もおわり、冬てぃーもおわり、あとは残すところパワールズとWorldsのみ…、ってところで
梅子杯の結果報告と感想文です!!!
梅子杯とは毎年、津田塾大学が主催する一年生最強決定戦であり、各大学2チームのみしか参加できないという参加制限があります。この制限のため各大学内で部内戦を行い、そのとき最も力のある4人を選びます。
ICUでも壮絶な部内戦が繰り広げられ、そこでみごと勝ち残った4人は…
ICU A (Chiaki Hagimoto, Sawa Takehara)
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左:さわ、右:ちあきさん |
ICU B(Chizuru Yamazaki, Kana Hatano)
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ちづる。写真左。いや右だっけ? |
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かな。右から二人目。 |
そして気になる結果は…
Champion: ICU A
なんと優勝です!さらにさらに…
Best speaker: Sawa Takehara
5th best speaker: Chiaki Hagimoto
すごい( ゚Д゚)
そして最後に…
5th best adjudicators
・Hitomi Takai
・Kohki Sasaki (ICU OB)
という結果でした!おめでとうございます!
ICUは2年ぶりの梅子杯優勝です!!!
結果は残せなかったけども、ICUBの二人も梅子に向けてかなり練習し、紅葉ではGFまでいきました。おつかれさまでした。
さてさて、今回の感想文はちあきさんが書いてくれました。どうぞ(・ω・)ノ
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どーも。18の萩本千晶です。
今回は梅子杯における私の個人的な体験・感想を長々と書くので、興味がある人は読んでください。
とりあえずその前に「梅子杯とはなんぞや?」という人にちょっとだけ説明します。梅子杯は津田塾主催の1年生最後のNA大会です。去年までは土筆杯というものが梅子杯の後にあったらしいのですが、今年は残念ながら開催しなかったのでそうなってしまいました。例え土筆杯があってもブレイクのあるNAの一年生大会はこれが最後なので、1年生がこれまで練習してきたものを出す一つの集大成となる大会です。あと梅子杯の特徴は1大学2チームというチームキャップがあるので、各大学で部内戦みたいなのを行って、そこでいい結果を出して初めて大会に出られます。
ということでもちろんICUでもエリミネを行いました。エリミネは秋Tの一週間後だったので、3週間ぐらいNAから離れていた私は、少し不安を抱えたままエリミネを迎えました。エリミネの時は他大からもたくさんの素晴らしいジャッジさんがいらっしゃってびっくりしたのと同時に、こんなにすごい人たちをわざわざ呼ぶぐらい梅子杯が重要な大会なのだと肌で感じ、緊張したのを覚えています。結果は2位通過で1位のさわにパートナーとして選ばれ、ICUAとして戦うことになりました。
それから1ヶ月は本当にディベート漬けでした。さわとは銀杏杯でも組んで、クオファイで散って悔しい思いをしており、最初から二人で優勝を目指して授業の間の休み時間を使ったり、他大へ行ったりして練習しました。先輩方も忙しいのにも関わらす、レクチャーをして頂き、休み時間に練習を見て頂きました。特にお世話になったのがゆうきさん、たかひこさん、ひろさん、しゅんさんで、継続的に私たちの練習を見て、チームでの悪い癖や、よくするミスを指摘していただき私たちがチームとして前に進むことができました。私たちの最大の課題はプレパであり、ADIからずっとチームを組んでいるにも関わらず、毎回のプレパの手順が定まってなくて、コンスタントに勝てないという問題がありました。おそらくこれのために、銀杏杯もクオファイまでしか行けなかったのです。そこで私たちは先輩方のアドバイスを自分達に合うように取り入れ(正直先輩によって言うことが違ったりするので混乱したりしましたが笑)改善させました。今までは最初の3分ぐらいは各自で考え、その後考えをシェアし、その後各自で10分ぐらいコンストしていましたが、それをガラッと変えました。最初の3分に各自で考えたら、片方がモーションからズレたことを考えたらその3分間は無駄になるし、もう片方がズレていると説得するのにも時間がかかるので非効率的であるからです。まだ1年生だからそのような間違えをすることは結構あるので、最初から話し合うようしました。また、いままでは私は自分のスピーチを作る時間に多くのプレパ時間を割いていましたが、先輩にファーストは時間が無いし、チームとして一番大事なことをファーストから言えないと強いチームになれないので、プレパはほとんどの時間ファーストのコンストのために使えと指導されました。よって15分ぐらいはさわと一緒に重要なマターを考えたり、反対側が言ってきそうなリフュートを考えたりして、リフュートしづらい強いファーストのコンストをするように心がけました。そして残りの5分ぐらいで、さわが時間が無くなってちゃんと言えなくなる可能性の高い最後に言うポイントの内容を自分なりに考えてつめる。これをやることで、さわのスピーチが良くなり、チームとしても強くなったのですが、セカンドとしては大変でした笑。最初の方はさわもタイマネがあんまり良くなく、APが薄かったり、Principleが言えてなかったりして、私はただプレパで出たマターをつめればよかったのですが、だんだんさわが上手になるにつれて、プレパで出たマターを時間内にすべてちゃんと言うようになり、私がスピーチ内で良いマターを出せなくなりました。ディベート中に新しいargumentを考えればいいだけなのですが、相手の話も聞かなくちゃいけないし、さわのスピーチで何か抜けてないかを知るためにさわのスピーチを聞かなくちゃいけなかったりして、自分のコンストがうまくできなく、とても薄っぺらい内容になることが段々増えていきました。セカンドとしてチームの勝ちにあまり貢献できてなくて、さわの足を引っ張っているように感じて辛かったです。これは完全に自分の実力不足のせいなのですが、さわの成長を素直に喜べなかった自分がいて自己嫌悪したりしていました。こんな微妙な状態で梅子に突入しました。
予選のR1のmotionはTHW
introduce fat tax
でした。ここでの反省点はプレパがうまく行かなく、話し合う時間が少なかったので、チームとしての一貫性が無かったことです。今回はなんとなくうまくいって勝ったけど、このプレパを続けたら失敗する可能性が高いのでそこはちゃんと治そうとチームで反省しました。個人的には自分のコンストに割く時間が多かったのでスピーチがしやすくて楽だったんですけど、それだと駄目なんですよねー。
R2はTHW
legalize child labor in developing countries
のOppでした。練習でゆーきさんとたかひこさんのチームと戦ったときにやって負けたモーションでした。そのときゆーきさんとたかひこさんがOppでメッチャ良い話をしてたので、それをかなり参考にして戦いました。このときのさわはとてつもなく上手で、child
labor 自体がいかに悪いかをちゃんと説明し、プレパの段階で出た内容をほぼ説明しました。私はその段階でargumentがなくなってしまい、テンパってしくりました。自分の強みであるはずのrefuteも足りなかった部分があり、勝ったけど落ち込みました。このときのスピーカースコアでさわは81点で自分は77点と4点も差がついてしまい本当にやばかったです。
R3はTHW
require all religious schools to provide sex education regardless of parental
consent
でGovでした。確実にブレイクしたい私たちは「絶対勝とう」と気合いを入れてディベートに望みましたが負けてしまいました。プレパもうまくいき、さわも私も自分の実力をちゃんと出せた良いスピーチをしたのですが、MOが伸ばしてきた私たちのケースにダメージを与えるマターに、PMRで完全に切ることができなくて負けてしまいました。実は銀杏杯でもクオファイで上手なMOに対応しきれなくて負けてしまい、同じパターンを繰り返してしまったので悔しかったです。でも、自分達の負けパターンを再認識ができたのでそれで良かったと前向きに考えて気持ちを切り替えました。
R4はTHW
legalize organ transplant for profit
でOppでした。相手は「organが足りなくて困っている人がいるんです」、というproblemを案の定出してきたのでmandatory organ
donation
というカンプラを出して相手のproblemを消して、poorがexploitされてかわいそうという話をしました。Govが私たちのカンプラにうまく対応できず、「これは勝ったな」と確信した状態で1日目を終えました。
次の日の朝ブレイクアナウンスメントがあり、私たちは無事4位ブレイクでした。
Octo-Final
はTHW ban negative campaigning in political
electionでGovでした。このラウンドはかなりに危なかったです。正直負けをつけられても文句いえないぐらい私もさわもしくりました。さわが最後まで落とせてない状態でスピーチを終えてしまい、ここで負けたら終わってしまうというプレッシャーと緊張でスピーチがスムーズに出てこなくなり、さわを補強するというメンバーとしての役割がちゃんとできなかったです。結果的に勝てましたが、本当にヒヤヒヤしました。
Quarter
Final はTHW ban abortion at all stages of pregnancy で Gov
でした。私たちはSQでabortionをする女性を身勝手で無責任な感じにイラストしたら、運良く相手もそのキャラクターに乗ってきて勝ちました。ゆーきさんにrefuteはうまかったけどコンスト下手だったから、言うこと無くなったらrefuteをコンストに入れろというアドバイスを頂きました。
Semi
FinalはTHW sanction oppressive regimes rather that engage them
のGovでした。このラウンドでゆーきさんのアドバイスを早速実践しました(というか実践せざるをえなかった笑)。私たちはsanctionを経済制裁と捉えて、engageを貿易と捉えてプレパをしたのですが、相手はengageを違うように捉えていたからです。さわがPMスピーチを上手に終え、「やべー。プレパで出た内容大体話されたなー。貿易が良くないって話をもうちょっと深く話そうかな。」っと私が考えている間にLOスピーチが始まりました。そこでLOは「engageは軍事介入で私たちは貿易をsupportしてない!!」という予想外のスタンスを出してきました。その時点で私が話そうと思っていたことが全て話せなくなり、さわが2分ぐらい使って話した貿易の話が意味をなさなくなりました。ディベートが私の思っていた方向と違う方向に進んでいることに対して焦り、結局ほぼコンストできずにLOスピーチが終わりました。完全にテンパっていた私にさわが助け舟をだしてくれました。「軍事介入なんかしたら独裁者が手段を選ばず抵抗するので、市民がhuman
shieldに使われてメッチャ死ぬってことを話してこい」、と背中を押されて私は前に立ちました。とりあえず最初の1分は相手のモーションの捉え方をそれなりに批判して、その後は経済制裁の良さをさわ以上に説明できる自信が無かったので、軍事介入がどれほど悪いかを6分ぐらい話しました。Human
shieldについて話し始めたら、「一般市民を殺している軍隊に批判が集中して軍事介入を途中で止めなければいけないのではないか、そういえばソマリアでは米兵が無惨に殺された動画が公開されて軍事介入に反対する米国民が増えて軍が撤退したな、イラク戦争のときも…」、などとどんどんマターが出てきて、なんとかスピーチを終えることができました。自分のスピーチを終えた後は疲れきってしまい、さわに全てを任せてしまいましたが、さわが素晴らしいreplyをしてなんとか勝利を掴みました。
Grand
FinalはTHW ban all pornography
のGovでした。結局ブレイクラウンドは全てGovになりました。夏休みのときにせいさんにポルノについてラウンドの後に軽くレクチャーして頂いた内容を思い出しつつプレパに取りかかりました。さわはいつもの本調子ではなくAPが薄かったので、私はAPをつめて、政府としてどうしてポルノを許すべきではないかなどを話しました。
決勝が終わってからクロージングセレモニーまでとてつもなく長く、最初は「勝ったでしょ」とか思っていた私も段々自信が無くなっていきました。私たちはおそらく「全て」のポルノをbanするべきということまで証明できてなかったのでどんどん心配になっていきました。
まあ結局勝てたので良かったです。紅葉杯はオクトで儚く散って、「つぎはいい結果を出すので見ていてください」と大会の後の反省会で宣言し、その通り結果を出せたのでそういう意味では満足しています。でも思うように良いスピーチができなかったりしてそういう意味ではまだまだ頑張らなければいけないなと思っています。梅子エリミネから梅子杯まで長くて精神的に辛かったこともあったけど、振り返ってみると本当に楽しかったです。
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優勝!!!おめでとー!!!!! |
最後にmy
honorable partner さわへ。あっざす。愛してるよー
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どうでしたでしょうか。初期から頭角をあらわし、センスあふれるちあきさんですが、もちろんものすごく努力していました。今回、優勝という結果をだせて本当にめでたいです。これからも上に上にと、がんばってください!!!
では、これで梅子杯の更新を終えます。
読んでくださってありがとうございます(`・ω・´)
そいでは。