目次
1. エリザベス杯の概要
2. ひろとの感想文
3. 結果報告
1.エリザベス杯の概要
エリザベス杯は、毎年5月にICUで開かれる、新入生ディベータ―歓迎大会です。
合計100チーム以上が参加する、大変規模が大きい大会です。
原則として、新入生と先輩が組み、NA Styleで3試合戦います。
PrizeはTeam, Rookie Speaker, Experienced Speakerの3種類があります。
2.ひろとの感想文
初めまして、or高校からお世話になってる人はお久しぶりです。ICU1年生の山口洸翔です。今回は、大学生としてはじめて出場した大会であるエリザベス杯で思ったこと/学んだことなどをシェアしたいと思います〜
1. なんでディベート部入ったん?
高校で散々ディベートして、正直もうお腹一杯かな〜〜〜他のことに手を出してみようかな〜って思ってました。それでもなんだかんだ入ってしまったんですよね。主な理由としては、ディベート界隈でその名を轟かせる高校の某先輩もあるし、なによりまだ自分はディベーターとして半人前だったというのがあります。ちょっとずつでも研鑽したいな〜と思った矢先のこの大会でした。
2. 練習に関して
正直大学生舐めてました。めちゃくちゃ忙しかったです。兼サーしてるミュージカルの公演も近づく中、時間を見つけて課題もしつつ練習参加して、、ってやってたらいつの間にか大会でした。でもその分練習は1回1回を大切にしてたつもりです。なので練習で気をつけてたことをまずシェアします!
・他の人のスキルを盗む
当たり前のことですが、ディベート中は割と頭の中から抜けたりします。他のスピーカーの言い回しや説明の仕方などはしっかり特徴を把握してジャッジの反応と照らし合わせると自分のスピーチにうまく組み込めます。
・自分のポジションに対して客観的になる
これは練習でたまたま2ndをやる機会があって気づいたことなんですが、自分のポジション(例えば今回の自分ならPM/LOとリプライ)をやみくもに練習するのではなくたまには他のポジションに回ってみて、パートナーの立場から自分にはどんなスピーチやサポートが求められてるかを感じることで、自分の本来のポジションのスピーチに活かすことができたと思います。自分はillustrationがド下手くそなので、2ndをやった時に「えっこの世界観、ジャッジが理解してるかな?」というのを1stに対して思ったのがすごく良いブーメランでした。ポジションから離れるからこそ見える、普段見落としがちな自分の弱点ってあると思います。
・臆病にならない!
先輩やめちゃくちゃうまい同期と組んでる間って、どうしても自分の意見なんて価値のないように思えてしまって自分の中に留めてしまいやすくなります。けどその意見が実は効果的だったり、ディベートに慣れてるからこそ失敗しがちなことに気づかせてくれたりします。自分もよく「このくらいまで説明すれば大丈夫かな〜」と頭で勝手に考えて実際に必要なことをproveしきれてないことがありますし、他の高校からやってる人でもよくいます。始めたてだからこそのフレッシュな視点、ぜったいだいじ。
質問も然り!マターを教えて貰った時など、「えっそれってどういうことですか?」「ここの仕組みがよくわかんないです」どんどん聞きましょう。それを話すのは自分です。パートナーが理解してても話す本人が理解してなかったら当然ジャッジには伝わりません。
3. 大会に出て
そんなこんなで迎えた大会当日に思ったことをアップします。
・楽しい!!!
やっぱりディベートって「あっ話せた!」って思う瞬間がすごく楽しいんですよね。難しいからこそ達成感がある。試合中の中の楽しさだけでなく、旧知の仲(?)の人たちに会う楽しさ、新しい手本を見つけるワクワク、誰かに応援される嬉し恥ずかし、試合でしくった時に来る挫折感や虚無感、プライズ入りした時の嬉しさ、得られる自信。たくさんの感情が大会で待ち受けています。今回の自分ならBest Team1位とスピーカープライズのダブル受賞ができたのが本当に嬉しかったし、高校で競い合った友達にもあえて楽しかったし、高校生ながら出場してた後輩達の成長に感動したり。感情が忙しい1日でした。
・でもやっぱり悔しい!!!
大会って、「自分より上を見つける場所」なんですよね。結果がどうであれ自分より上手い人、すなわち目標とするべき人がいる。その人との差を見せつけられて悔しい!!!!って思います。今回は先輩同士が会話し始めたらついていけないところもあって自分の実力不足を実感しました。これをバネにして次の大会に繋げるのも大切だと思います。
・リサーチしよう!
アカデミックディベートではないのでデータが全てという訳では無いのですが、自分の知識不足を痛感する場面が多々ありました。マター合戦になったときもあるし、あとはいくら良いロジックがあってもじゃあそれが実際に起きるの?って話になった時にマターはものすごく便利です。イントロにも使えちゃいます。優秀。(ジャッジの方の受け売り、でもほんとにその通りだと思います。)日頃からコツコツやるのが大事ですね(僕の苦手な分野です)
・丁寧にディベートする
大会当日って(する人なら)緊張するし頭の中もパンクしがちです。そんな時こそていねいにひとつひとつ確認しましょう。マターの性質は?アクターの性質は?モーション自体が目指そうとしてるゴールは?インパクトの対象は?誰に対するどんな理由でのバックラッシュ?その行為へのインセンティブは?確認すること沢山あります。相手サイドから出てきたリバトルなどに対してしっかり分析するのはすごく効果的です。無理やり流したり切り返したりするのではなく自分で整理することで弱点を見つけましょう。
4. 大会を終えて色々
実は最近ディベートに関して正直弱気になってて、エリザベス杯で消え去ろうかな〜と考えたりすることもありました。入部して1ヶ月で引退。笑
でも今回たくさんの刺激をもらって、まだまだ自分はそんなこと言えるレベルじゃないということを実感したし、そして同期に負けたくないとも思いました。根がとんでもなく負けず嫌いなのでディベート沼にどんどんハマってくと思います。大学生ライフをディベートに捧げる!という程ではないですがひょっこりまた出てくると思います。秋学期以降かな、、ミュージカルとの兼ね合いも見ながら練習に参加して大会にも挑んでみたいと思います。エリザベス杯本当にありがとうございました〜!
Special Thanks
▷▶ペアを組んでくれたとしさん、コミの方々、練習相手をしてくださった先輩&同期、当日相手してくださった方々というかall of you!
3.結果報告
-Best Team
1st: ICU C (Hiroto Yamaguchi, Toshiaki Ikehara)
9th: ICU K (Masakazu, Mayumi Wada)
9th: ICU K (Masakazu, Mayumi Wada)
-Rookie Speaker
5th: Hiroto Yamaguchi
Charlotta Jacobs
Jonah Dahl
-Experienced Speaker
1st: Hideto Sakurai
9th: Hikaru Hotta
9th: Hikaru Hotta
Best Team: ICU C (Hiroto Yamaguchi, Toshiaki Ikehara)
9th Best Team: ICU K (Masakazu, Mayumi Wada)
5th Rookie Speaker: Hiroto Yamaguchi
5th Rookie Speaker: Charlotta Jacobs
5th Rookie Speaker: Jonah Dahl
9th Experienced Speaker: Hikaru Hotta