2016年7月21日木曜日

GEMINI CUP報告&えりかの感想文!

こんにちは、卓人です。
最近貞子vs伽椰子の結末が気になって夜も眠れません。


さて今日は6月に行われたGemini Cupの報告です!

Gemini Cupとは?

Gemini Cupとは、IXIAとJPDUが主催する毎年5または6月に行われる2年生最強決定戦です!Asian Style(3 on 3)唯一の学年大会であり、毎年多くのディベーターが張り切って参加してきます!また今年は、Gemini Cupの開かれる前の週に、その練習大会であるPre-Gemini Cupも開かれました!


ということでチーム紹介、いってきましょう!

ICU A(ジョン、ゆうすけ、しょう)
こんなかんじのチームでした


ICU B(すばる、あかり、えりか)
みんな課題が詰んでいたらしく、その忙しさをアピールしてます























ICU C(かえん、ひとみ、さと)
仲のいいチームでした



以上がディベーターの紹介です!
このほかにも、ジャッジとしてちあき(Chief Adjudicator)、さわ、たくと、かな、PPさん、あさいさんが参加し、Financial Directorとしてちづるが参加しました!


気になる結果ですが・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ICU A Quarter Finalist!

ICU B Oct Finalist!

そしてちあき、さわ、たくと、PPさん、あさいさんがジャッジブレイクし、
あさいさんがBest Adjudicator
PPさんが4th Best Adjudicatorでした!

おつかれ



おめでとう


あさいさんジャッジスコア10点満点さすがです


PPさんもさすがです

閉会式でジェネラルコメントしてる時のちあき。
キメ顔がおもしろかった笑

と、こんな感じでみなさん大活躍の大会でした。
また、今大会ではチーム決定のために部内選考会を開いたのですが、その際にジャッジとして参加してくださったとしさん、せいさん、PPさん、あさいさん、教授さん、へいしろうさん(Ti-tech)にはこの場を借りてお礼申し上げます。本当にありがとうございました。

最後にICU Bから出場したえりかが感想文を書いてくれましたので、彼女の感想文で今回は終えたいと思います。
えりかが今大会を通じて感じたものはなんだったのでしょう、ということでバトンタッチします、ポーン














こんにちは、ICU2年の鈴木絵里香です。
先日のジェミニ杯にはあかり&すばると共にICU Bとして出場しました。Oct Finalで散ってしまった私ですが、感想文を書くという素敵なオファーを頂けたので、今大会を通して感じたことなどをシェアさせていただきます。(すみません、ところどころで日本語がおかしいかもしれません...)

まずwhat is Gemini Cup?
ジェミニ杯とはいわゆる2年生用の梅子杯です笑でも、各大学から2チームといった制限は特にないです。にもかかわらず、梅子杯と並ぶほどのガチ度です!スタイルは、3on3+3つの中からモーションを選べる+30分プレパのだーーい好きなAsian Styleです(^ ^)

1.  チーミング
ICUDSでは、今年はエリミネを実践しました。
しかも諸事情により1週間に渡って行いました。(お忙しい中わざわざ来て頂いた先輩方にも本当に感謝でいっぱいです!!)
人生で一番不安が大きかった1週間だったかもしれません笑

2. 練習期間 (5月中旬からおよそ1ヶ月)
「Asian Styleの勝敗は70%プレパで決まる」
とOBのあさいさんがレクチャーをしてくださった時に明言されていました。Bpの倍の30分もありますし、3人もいたら話がごちゃりますねー
なので私達のプレパ方法の一部を紹介します〜

プレパ:
No.1 CHANGE
メンターのさわさんにまず教えてもらったことは、下の図のようなプレパ用紙を使って 「変化」を意識すること。モーションによってSQ/APでまず変わることは何かを1行目に書く!

神プレパ用紙:
     SQ        |        AP
                  |
ーーーーー|ーーーーーー
                  |
  Impact    |      Impact 

このプレパ用紙はとてもためになりました!
オススメです!!
なぜかというと、
1. Logic Jumpを防げる
2. 忘れがちなImpactもちゃんと考えられる

ICU Bはlogicやimpactが抜けがちだったので、このプレパ用紙が重要になりました。しかーし、現実的にはそう簡単には完璧なプレパはできないですよね。特に意味不明なモーションが出た時は、まずモーションの解釈で一苦労して、それからどんどん話が逸れてしまい、ケースを固められずにラウンドへ突入してしまうことが多々ありました。

No.2 ワード分析
プレパ中にディスカッションを深めることにも苦労しました。そこで役立ったのがワード分析方法です。以前はただモーションの言葉の定義を軽く確認するぐらいで終わっていましたが、definitionだけではなく動詞の場合だったらどういうactorが関わっているか、ワードを見たときにイメージできるものをとにかくリストアップするなどを意識するようにというアドバイス頂きました。その結果、より多くのアイディアを提示することができました。

No.3 SQ/APを考える順序
プレパはSQ分析から始めることが多いかもしれませんが、私達はAPの内容が薄くなってしまう傾向があったため、練習期間の後半の方から順序を逆にしてみる作戦をとり始めました。これによって、gov時は相手側にどうせ解決できないじゃんと指摘されることを防止したり、Oppの場合はharmを押してimpactを出せるようになったような気がします。

No.4 ばいばいファースト
ディスカッションが深まらないことにも関連していますが、よく30分まるまるディスカッションに費やしてそのまま1stがいきなりPMスピーチスタート!といった事態がよく起きてしまいました。1stのあかりは、プレパ中に自らまとめることができたのでそのままスピーチへ挑めましたが、やはり負担はとても大きいですよね。
そのため、ファーストを10分前くらいには切り離すことを心がけるようにしました。1stはスピーチをまとめるだけではなく、不足がちだった細かいlogicやイラストなども考える時間ができだと思います。更に、相手の話が想定できていなかった私も、deputyとwhipが話す時間ができたおかげでも事前にrefuteなどを考えられるようになりました。特に相手の守りたいactorを予想してその人達も一緒にどう守れるかを考えて勝ちをとれるようにしました。

練習期間、その他の思い出:
ーJPDUの練習会
最終ラウンド
THW impose a "gender imbalance (disproportionate representation of men in senior management)" tax on corporations.
では、Oppのquotaでいいじゃーんというスタンスを想定できず、Whipで大コントラまでしてしまい爆死しました...パートナーはちゃんとわかっていたみたいなので、プレパ中できちんと再確認をすること!!の重要性を学びました。
ですが、Round 1&2は自分達の話を押せて勝てたような感じがしました。とにかくひたすらプラをごり押しして相手のharm/benefitを削ることに専念していました。
練習会後にはみなとみらいでジェットコースターに乗ったり中華を食べたりして、横浜をエンジョイしました(^ ^)チームメイトと気晴らしするの、とっても大事だと思います!!是非実践してみてください〜

しかーし、だんだん大会が近づくにつれてスランプが襲ってきました。他のICUのチームにも負けることが多くなり、他大学の方との練習でもなかなか勝てませんでした。中でも一番印象に残っているモーションは
Thw actively celebrate the rise of the fat acceptance movement.
その時はOppで、この運動は不健康な生活を正当化してしまうという方向性で戦いましたが、Gov Whipにどーんとbody autonomyだからええやんと言われ、Opp Whipでこれに対してのrefuteをドロップしてしまいとても悔しい思いをしました。
それ以外にも、NwordがからんでくるモーションもICU Bにとっては特に印象深かったです。Nword がでてくる言えば、例えば historically discriminatory wordsをcensorしたり、rewriteするモーションのことですが、何回もやったにもかかわらずしっくり来ない。なぜか私達はいつもそれらの表現を何らかの形で規制などをする側だったんですが、そのような表現を耳にして傷つくアクターを守りきれず、むしろそういった表現を利用して差別されていた人達が立ち直れるといったactorに負けていました。教えて頂いた、いやいやむしろ人種によって使える/使えない言葉があったら人種の溝が余計に深まってしまうという話をもっと有効活用したかったですーー!

3. ラスト1週間 (including Pre Gemini)
一番苦労したのがジェミニ1週間前に参加したPre-Geminiでした。
特に悔しかったR1のモーションは、
THW aggressively sexualize men in the fight for gender equality
のOppでした。死にました。おぽむずいです...
モーション選びの時にsecond wave feminismがthird wave feminismに勝つのは厳しいと気付けなくて失敗しました...Govは、例えばコンビニに女性向けの雑誌が並べられることで、女性が性ついて語ることでタブー視されていることがなくなると言っていて、私達は確かにーー...と。

以降のラウンドもR3以外は負けてしまいました。コンペアが足りず、相手の弱そーーなアクターのimpactが残ってしまったり、ふわふわとしたアーギュメントで戦ったりしてしまいました。
っということでプレジェミニは1勝という結果に終わってしまいー、もうブレークは無理だ、と諦め始めました。

そしてジェミニ前日の最後の練習、
1ヶ月間ずっとメンターをしてくださったさわさんに最後のアドバイスをしてもらいました。
すばるとあかりはこの1ヶ月でとても上達し安定していたので本番はいつも通りにというお言葉。私にはRebuttalsの際はちゃんと相手のAssumptionを切ることを忘れないようにとリマインドして頂きました。また、イントロも思い切ってなしで、サインポストで自分の話の重要性を述べよ!と。私はなぜかイントロでコントラを指摘するのが好きだったんですが、いつも単なる指摘で終わってて、相手の負けにどう繋がるかの説明がないままでした。しかもスピーチ作成中はコンストの内容に集中しすぎていて、即興で1分以上かけたグタグタごみイントロでした。イントロGODのあかり氏とは違って...

4. 本番!!Gemini Cup 2016!!!

Round 1: TH opposes the use of sex appeal intended to gain interest in female sports (OPP)
今回は自分達はthird wave feminismを押す側だからいけると判断。プレジェミニのfeminismモーションの教訓を生かせてような気がします。Sex appealしたらそこまでスポーツへの熱意がない人の注目も得られ資金を増やし、結果良い練習機会を与えられて女性スポーツの向上へと繋がるという話をし、なんとか勝てました。しかし相手の良いexample (AKBのようにアイドル化してしまい、そっちの活動に時間を取られてむしろ練習できない)などちょいちょいengageしていないところがいくつかあり、ちょっと危なかったですね。

Round 2: THBT court should consider victims' forgiveness as a mitigating factor when sentencing offenders (OPP)
プレパ中に、すばるがあの例のオレンジのマターファイルをすぱっと取り出し、ななんと!実際に適用されているmitigating factorをきれーーにまとめてありました!見習うべし。
GovはAPで刑罰をより正確に図れ、また犯人はより熱心に更生に励むようになると言及しましたが、私達は、被害者は様々なバックグラウンドを持ち、1人1人のforgivenessの基準が全く異なるため, mitigating factorとしてはあまりにも主観的で被告にとって不公平であると主張しました。
試合は勝てましたが、パラレルディベートになってしまい、しかもchair minorというドラマが!Engageをしないとやばい結末が待っていると思い知らされました笑 

Round 3: THBT we should stop the attempt to find a "cure" for autism (GOV)
Govだった私達は治療法を見つけようと試みることは自閉症の人々を病人として扱うことになり、それによって彼らは差別され苦しんでいる。APでは自閉症を障害とするのではなく、個性としてみる、そうすれば、突出した芸術的才能などを生かし自信を持って暮らして行けると。Oppは、自閉症の人は自閉症ではない人と同じようにコミュニーケーションなどをとることが夢であるため、治療法の研究をやめてしまうと彼らを失望させてしまうと。Oppが言うアクターは、現状でそもそも彼らの性質は病的とみられているためそのような夢があって、APでは受け入れられるから失望しないと彼らも守ろうとしました。しかし、私達は実際にAPで社会がどう見方を変えるかは証明しきれなく、またSQのdiscriminationは具体的にどのようなものでどれくらい酷いかも説明できていなく、Oppの自閉症を治療を強く希望しているアクターに負けてしまいました。またやってしまいました、discriminationというBig Wordに頼るという...
しかし、個人的には今まで一番面白いディベートだったかもしれないです!ジャッジさんが私達のスピーチ中に何度も頷いてくれてとても励みになり、自信が少しついた気がしました笑 
負けたのはすごーーく悔しかったですが、
この気持ちが大きなバネとなって変化できたような気がします(^^)

Round 4:  (GOV) THBT the media should not report on the mental illnesses of criminals 
Gov、報道によってmental illnessの人々がstigmatizedされている
Vs Oppはむしろ報道した方が精神病の認知が広まって再犯を防止できる。
この試合では私があまり好んでいないgov whipをし、すばるが渡してくれた精神病についての知識はeducationを通して与えればいいという話をしてユニークネスを削ろうとしました。でもなんとなくopp whipに色々もっていかれた気がし、R3とは違ってなんとなく手応えのないスピーチであったようでした。もうちょっとeducationや他の手段で精神病の認知を広めている、workabilityをより具体的に説明したかったですね。

Oct Final: THBT universities should introduce a female quota in their STEM (science, technology, engineering, math) faculties (OPP) 
まず1位ブレークの方との試合だったので、ボコボコにされましたね笑  Govは現状、女子生徒が少ないことで、いかに将来有望な子まで理系の道へ進むを諦めてしまっているか。APでは女性の人数も増え、STEM Fieldで活躍し、女性のロールモデルとなる人が出てくると説明していました。私達はむしろ実力ではなくquotaで入った場合、苦労して合格した男子生徒から低評価を受けると主張しました。とても勉強になるラウンドでしたー
① 1位ブレイクのお相手だからってパニクらないw いくら内容がtrashでも緊張しすぎていたらもっと酷いスピーチになってしまいますよね。冷静に試合をするってほんとーーーに大事ですね!!
② ブレイクラウンドは「普通」の話をしても勝てない。それはそうですよね、予選で頑張った強いチームの集まりですからね。
    そこで教えて頂いたのは、もっとプリンシプル的な面で攻めること。大学という組織はある程度政府から独立しているものだから、政府が勝手に大学をコントロールする権利はない。そのような権利が与えられたら、政府などへの批判がされにくくなる。例えば、現状SEALDSとか社会運動を起こしているのは大学生が中心。確かにーーー。

まとめ:
1ヶ月間、同じチームメイトと空き時間や土曜日の自主練習会、JPDU練習会、他大学での練習やプレジェミニ、
こんなにも多くの機会を通してディベートに時間を費やせて、とても良い経験をさせてもらいました(^ ^)
実はジェミニ杯はICU勢にとっては期末期間の直前でとてもハードスケジュールで、出るのを少しためらっていましたが、出場できて本当に良かったと思います!
Last but not least and most importantly, この大会を通して一番強く感じたことは自分がいかにラッキーか。なぜなら、お忙しい中多大なサポートをしてくださる多くの先輩方に恵まれているからです。
毎回の練習でジャッジをしていただき、練習後には資料をシェアしてもらい、休日にもかかわらずわざわざ練習に来てくださったり、何度も空き時間中に練習に付き合っていただいた、さわさんはじめ諸先輩方、本当にありがとうございました!!いくら感謝してもしきれません。これからは、自分が後輩を同じようにサポートできるよう、日々励んで参りたいと思います。
最後まで読んでいただいた方、ありがとうございます!

-Fin




以上が、えりかの感想文でした!
えりかには今後も頑張ってほしいですね。
ではまた。

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