2015年4月7日火曜日

【大会感想 ICUT・しおん】 

こんにちは!ゆかです。

今回は我が部の天使、しおんによるICUTという大会の感想です!
ICUTの結果報告は前にブログで掲載しているので良かったら遡ってみて下さい。

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こんにちは(見る時間帯によってはこんばんは)。18の小林詩音です。Kobayashi, Shion と読みます。ICU Tournamentの感想を書いて欲しいと頼まれ、今PCでカチャカチャやってるとこです。短くはないんで好きなとこだけ読んで下さい。内容のアウトラインは、
 0 ICUTとは
 1 大会前の練習
 2 当日
 3 コミの活動
 4 コメントエトセトラ
にするつもりですが、気分で変えるかもしれません。
 この大会、ICUからはonly 1 teamが出場。(ロール順に)コバヤシ、もとひと、たかひこさんの3人で出ました。結果は、62チーム中21位でブレイクならず。ブレイク条件の1つ、4勝は達成したんですが、スコアが足りませんでした。サクラ散ったぁー。
 ではアウトラインに沿って出発!

0 ICUTとは
 一般常識レベルの認識:日本で唯一の国際大会で、アジア圏で一番でかいディベート大会。今年で24回目!詳しくはHPを参照!http://24thicut.wix.com/24thicut (ちなみにこのHPの9割以上は、メディアの父しょうてんさんの力作)
 個人的な認識:ディベーター兼正規コミという、美味しいとこ取りができた大会(たぶん笑)。個人的な事情で、初の「まともにブレイク権ある大会」だった。うえーい。

1 大会前の練習(?てか学び?)
 もとひとと組むということは11月くらいに決まっていたのですが、たかひこさんと組むことは1月後半に決定(自分の記憶が正しければ)。そこからこのチームでの練習が始まりました。
 たかひこ先生に教わった中で一番大切なことは、「SQ, AP, Principleという3ポイント概念を捨てろ」ということです。その代わり、「モーションを直接肯定否定するAssertionを打ち出し、さらにそのポイントの中で、前提、Applicability / Reason, Example, Assertionという構造をつくる」という型を教わりました。前のは勇気を出して潔く捨てました、はいさようなら。この新しいスピーチの構造は、かなり手こずりました。とくに前提を理解するのに1ヶ月くらい時間がかかりました。今も分かってるか不明ですが笑、こっちの構の成方がmotionを直接肯定否定できるので、ディベート上でより勝ちにつながりやすいと思ってます。他にも、マナーやマターなどについて個人的な指摘をバシバシいただきましたが、ここでは割愛しやす。これからちょこまか出していくぜよ。

2 当日
やったモーションについて書きます。3モーション見たい人はICUTHPへ!
R1 THW not allow couples (heterosexual or homosexual) to marry unless they commit to raising children
GOV。相手Oppは優勝したチーム。木っ端みじんにされました。こちらは、結婚の目的を子どもを育てることと定義しようとしましたが、OPPの、カップル自体が社会に貢献するから結婚制度で優遇してよい、という証明に勝てませんでした。ちなみにその夜OWだったみつしさんが夢に出て来てうなされかけました。

R2 THBT governments should prioritize the influx of immigrants rather than incentivizing higher rates of childbirth from citizens
OPP。相手のgovは、労働者が足りないことを問題としましたが、こちらは「そんな国ない!」とプロブレムを完全に吹き飛ばし、さらに、移民はほっといても来るけど、国民は子どもが欲しくても保障しないと子どもを産めない、なら政府として優先すべきは自国民だ、といって勝ちました。

R3 TH supports the outing of closeted homosexual politicians by the LGBT movement
OPP。勝ち。govのモデルが、「ホモに対する差別が激しい国」。内容は、政治家になった以上はマイノリティを代表する義務がある、さらに政治家がアウトすれば影響力があって差別がなくなる、というもの。対しこちらOppは、そんな国でアウトしたらその政治家へのバッシングやばいし効果ない、そもそも何をアウトするかは結果を身に受ける自分が決めるべき、というアーギュメントをベースにしました。

R4 TH supports colorblind casting for TV or movie characters that have traditionally been portrayed as a particular race (e.g. Superman, James Bond, etc)
GOV。マージン1で勝つという接戦。こちらはdiscriminationの助長とself-actualisationの阻害を解決するためにこのプランをとるべきと言ったのですが、相手Oppが白人以外のヒーローの映画を支援する、といってきたので、結局self-actualisationが争点になりました。勝てたのはたかひこ先生のイントロでジャッジの心が動いたからですな。GWで “ I want to be Captain America, but I can’t because I’m Asian.” と言ったのがめっちゃ受けたご様子。

R5 THW treat the deliberate destruction of important cultural artefacts as a war crime
GOV。負け。ThemeがIslamic Stateだったため、それに引きずられ、メインケースをISにしたのは敗因の1つ。Cultural artefactsが人々にとって重要であると証明して勝とうとしましたが、そもそもCultural artefactsを破壊する行為は特に宗教戦争上必要だと言われ、さらにInternational Courtは国ではないISを対象に出来ないと言われ負けましたはい。IS…orz

R6 TH regrets the choice of female athletes who use their sexuality or physical appearance for marketing purposes
OPP。相手のgovは、女性がsexualityを利用しないとアスリートになれない状況になっているのがヤバいという話を出してきました。こちらは、体見せたい人がいるんだからいーじゃないという話と、体を見せたおかげで女性スポーツは発展できたんだからこれは必要、逆にこれが無いと男性スポーツに客を取られて発展できない、という話をベースにしました。結局チェアマイナーのスプリットでギリギリ勝ったようです。

個人の特大の反省は、R1中アドリブで変なリーズンを付け足したこと(これは言葉尻を捉えられて相手にめっちゃ叩かれた)、英単語を間違って使用したことです。意味ちゃうわ。何を話すかスピーチ前に考えといてアドリブを減らすことと、キーワードを正確に覚えておくことはかなり大事だと実感。


3 コミの活動
 コミの方々は大量の時間を犠牲にしてICUTを支えて下さいました。特に17のコミの方々は、2学期からもう大仕事をされておりました。頭が下がります。コミのおかげで大会が回っていることを間近で見せてもらいました。ゆうて自分も貢献したんですけど。
 コミッティー内ではしょうてんさん、さかたなおや氏と共にメディアの担当をさせていただきました。準備期間はHP、動画、パンフレットのデザイン・作成を主に行いました。メディアの父・しょうてんさんにより、見たことも聞いたこともなかったアプリやサイトをある程度駆使できるようになりました、このアプリ音痴がですよ。特にパンフレットは、今年かなりの情熱と時間(と多少の金)を注ぎ込みました。パンフレットの質を上げることによって大会の印象をガッツリ上げるためです。当日先輩方に「(パンフ)無駄にカッコいいね」というコメントをもらいました。一応褒め言葉として受け取っときました。来年はどうなるかなー?
 という訳で、ICUTはコミをやるのもおすすめです。大変な時もあるけど、良い経験になるし仕事の力がつきますので。

4 真の感想
 総合して、練習期間を含め、非常に学びの多い大会でした。特にパートナーからですな。これを完全に自分のものにするべく練習を重ねたいと思っております。
 一番良かったと思えるのは、部員としての活動がようやくまともにできたことです。あ、ブレイク権ありの大会にようやく出られたってことです。実は、自分はICUDSの部員として必要な存在ではないんだろうなーとずっと思ってました。大会に出ないので、貢献度が低いからです。自分は宗教上の理由で大会にずっと出ていませんでした。梅子エリミネすら出ませんでした。別に大会に価値が無いと思っている訳ではありません。人生のコアとして大切にしたいものがあって、それがたまたま大会と被りまくってるだけです笑。ただ、これは個人の勝手な選択とも捉えられるわけです。ICUDSは(当然ですが)強さや大会での成績を重視しているので、それとコンフリクトするんですな。実際「え、大会でないの?」「え、出たいと思わないの?」という質問を何度か受けたことがあります。で、自分は大会に出られないから、端数扱いが当然だと思ってました。もちろん、それまでも先輩に練習を見てもらったり、同期と練習したりしてたんで、そういう意味で部員として扱ってもらってたし、感謝してます。でも、この冬学期は、自分がICUDSの一部員として大事にされていることをモロに実感しました。DSの先輩方が、ICUTの申し込みの時期から気にかけてくれたり、大事なアドバイスをくれたり、同期が応援の言葉をかけてくれたり相談に乗ってくれたりして、本当に嬉しかったし、ありがたかったです。内心感動してました。おかげ様で、ようやくICUDSとしてのどっしりしたアイデンティティーが確立しました。もっと早く持てよっ!って話なんですけど笑。ほんとありがとうございます。
 そんな訳で、応援には応えられなかったけど、自分では満足してます。…ってのは嘘で、大会直後は悔しさも申し訳なさも挫折感も山積みでした。というか、スピーカースコアが足りなかったと知った時は、悔しさを超越して、別の時限の何かを悟るレベルまで行きました。まあでもこれも必要ということで。
 これからは、自分なりの部活への向き合い方、ディベートの仕方を追求したいと思っております。
 最後にー。
>たかひこさん まず組むのOKしてくれて嬉しかったです。たくさん学ばせてもらいましたー本当にありがとうございました!尊敬してます!笑
>もとひと 4ヶ月近く組んでくれてありがとう!これはリベンジしたいですなー可能だったらまた組みたい!これからもイズム頑張りませう。

 これから春Tとかジェミニとか次々大会がありますが、コバヤシは練習のタブで端数で入ったり、シャドーやったりと自分なりに応援・参加します。皆さん頑張って下さい!

以上感想でした。完。読んだ人おつかれ。

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しおんのたゆみない努力の過程がひしひしと伝わってきます。個人的には4、真の感想が胸に響いて涙出そうでした。感想書いてくれて本当にありがとうしおん!それでは。

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